第三回 三間飛車「トマホーク」の攻めをつなげる問題集

はじめに

トマホークの攻めをつなげる問題集の第三回目です。

第一回と第二回

三間飛車「トマホーク」の攻めをつなげる問題集

第二回 三間飛車「トマホーク」の攻めをつなげる問題集

攻め筋のパターンを複数習得して居飛車穴熊を攻略しましょう。

第三回 三間飛車「トマホーク」の問題集

説明

問題形式となっています。「以下の進行」の部分をクリックorタップすると解答を見ることができます。

問題その1

開始日時:2018/07/25 01:39:07
棋戦:R対局(早指2)
先手:Hefeweizen(3136)
後手:後手

まずは復習問題から。

▲7四歩 △同 飛 ▲同 飛 △同 歩 ▲6一飛(手順最終手)と進みました。

6一に飛車を打つスペースがあるときは▲7四歩から飛車交換を狙うのが基本的な攻め筋です。

駒が偏っている居飛車穴熊の弱点をついた手順と言えるでしょう。

※この将棋の棋譜は以下から

問題その2

開始日時:2018/07/31 07:47:39
棋戦:R対局(早指2)
先手:Hefeweizen(3155)
後手:後手

次の一手で後手の投了となりました。

▲6七角(下図)で後手の投了となりました。

▲6七角で次の▲2三歩成が非常に受けにくい格好です。

同じようでも▲7八角は△8七銀という手があるのでやや▲6七角よりは劣ります。

※この将棋の棋譜は以下から

問題その3

開始日時:2018/07/31 23:59:55
棋戦:R対局(早指2)
先手:Hefeweizen(3157)
後手:後手

後手が△9二角と打った局面ですが、次の一手が決め手となりました。

▲6二飛成(下図)が次に▲1二銀を見た決め手となりました。

△2一玉は▲1二銀以下即詰み、△2一銀も▲3二龍で後手受けなしです。

※この将棋の棋譜は以下から

問題その4

開始日時:2018/08/01 03:35:59
棋戦:R対局(早指2)
先手:Hefeweizen(3157)
後手:後手

ここから3手一組の好手順があります。

▲1三桂成 △同 飛 ▲1四歩(手順最終手)が好手順でした。

①△同金は▲2二銀まで②本譜の△同飛も▲2三飛成で先手大成功です。

▲2三飛成以下は△2二歩▲3一銀△2三歩▲2二金までで先手の勝ちとなりました。

※この将棋の棋譜は以下から

問題その5

開始日時:2018/08/02 06:00:50
棋戦:R対局(早指2)
先手:Hefeweizen(3158)
後手:後手

△2二金と受けた局面ですが、後手玉に詰みがあります。

▲2一金 △同 玉 ▲3二銀 △同 金▲1一飛(手順最終手)までで先手の勝ちとなりました。

馬を逃げずに▲2一金から即詰みコースです。

※この将棋の棋譜は以下から

問題その6

開始日時:2018/08/04 01:21:32
棋戦:R対局(早指2)
先手:Hefeweizen(3159)
後手:後手

△4四同歩とした局面です。厳しい一手があります。

▲2三香(下図)で後手の投了となりました。

▲2三香に対して①△同銀は▲3三角以下、

②△2一香も▲2二香成△同香▲2三銀△2一香▲3三角△3一銀▲4四角上と進んで先手の攻めが決まります。

※この将棋の棋譜は以下から

問題その7

開始日時:2018/08/06 23:41:36
棋戦:R対局(早指2)
先手:Hefeweizen(3169)
後手:後手

△8八角と打ってきた局面です。ここで相手の手を逆用する手段があります。

▲6二飛成 △同 金 ▲1四歩 △同 歩 ▲6八飛(手順最終手)と進みました。

▲6二飛成~▲6八飛が角金両取りで見事な切り返しです。

▲1四歩△同歩は入れなくても大丈夫ですが、先手としては損にはならないところです。

▲6八飛以下は△6七歩▲8八飛 △3三桂▲3四銀と進み先手優勢です。

※この将棋の棋譜は以下から

問題その8

開始日時:2018/08/12 10:41:29
棋戦:R対局(15分)
先手:Hefeweizen(3177)
後手:後手

△1三同歩と取った局面です。ここから3手一組の決め手があります。

▲6三飛成 △同 飛 ▲2三銀(手順最終手)が厳しい攻めでした。

次の▲1二香が非常に受けにくい格好です。

本譜は以下△3三桂▲1六香打△1二飛▲1四歩△同歩▲1三歩△同角▲1四香と進んで先手の勝ち筋となりました。

※この将棋の棋譜は以下から

問題その9

開始日時:2018/08/12 17:18:15
棋戦:R対局(早指)
先手:Hefeweizen(3178)
後手:後手

△9三香と上がった局面ですが、これは隙が生じました。

▲8六歩 △同 歩 ▲7四歩 △同 飛 ▲8六飛(手順最終手)と進み、先手がうまく立ち回りました。

▲8六歩△同歩▲7四歩に①△8二飛は▲1四歩△同歩▲7三歩成△同銀▲9三角成△同桂▲7三飛成があります。

また、②△8三飛も▲1三桂成△同角▲8四歩△8二飛▲8六飛△9一桂▲1四歩△2四角▲1三歩成△同角▲同香成△同香▲8五桂と進み先手優勢です。

※この将棋の棋譜は以下から

問題その10

開始日時:2018/08/17 13:18:34
棋戦:R対局(早指2)
先手:Hefeweizen(3185)
後手:後手

後手が1五の角を2六に出た局面です。攻めをつなげる一手があります。

▲2五銀(下図)が攻めの継続を図る一手です。

以下△4五桂、△2五桂ともに▲2三歩があります。△2三歩には▲2四歩△同歩▲3四銀右として先手優勢です。

※この将棋の棋譜は以下から

第三回 三間飛車「トマホーク」のまとめ

  • 居飛車穴熊は堅い囲いですが、金銀が偏っているので飛車打ちの隙が生じやすいです。積極的に飛車交換を狙いましょう。
  • 先手の角筋が通っている場合、2三の地点が急所です。コビン攻めは受けにくい攻めとなります。
  • チャンスがあれば大駒を切っていく攻め筋も有効になります。先手陣は大駒を渡しても大丈夫なケースも多いです。

参考書籍

次回がトマホーク編の最終回です。

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