はじめに
第二回の先手中飛車の問題集をはじめていきたいと思います。
前回記事
第一回 先手中飛車の問題集第二回 先手中飛車の問題集
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問題その1
開始日時:2019/01/23 07:35:58
棋戦:R対局(15分)
先手:Hefeweizen(3321)
後手:後手
ここで好手がありました。
▲6八飛(下図)が飛車交換を狙う好手です。
△7四飛は▲6一飛成があるので△同飛成としますが、以下▲同角△7三銀▲7一飛△5一飛▲7二飛成△6二金▲8三龍(下図)と進んで一方的に敵陣に龍を作って先手成功です。
問題その2
開始日時:2019/01/21 03:06:13
棋戦:R対局(15分)
先手:Hefeweizen(3321)
後手:後手
先手が穴熊に組んで仕掛けた将棋の中盤戦。
ここで継続の攻めがあります。
▲6四角(下図)が好手です。
△同銀には▲5一飛成で先手成功です。
本譜は△5二飛としましたが▲4一銀△4二金寄▲4四歩(下図)と進んで先手勝勢です。
問題その3
開始日時:2019/01/21 03:16:10
棋戦:R対局(15分)
先手:Hefeweizen(3321)
後手:後手
先手中飛車に対して後手が飯島流引き角戦法で対抗した将棋です。
ここは決めるチャンスです。
▲同飛成 △同 金▲5四歩(下図)が厳しい攻めです。
▲同飛成に対して△同玉は▲7五角の王手飛車があります。
よって△同金と取りますが、▲5四歩が継続の攻めで後手がしびれました。
▲5四歩に対して△同金と△5二金は▲7五角があります。
▲5四歩に本譜は△7六飛としましたが▲5三歩成△同玉▲2二銀(下図)と進んで玉の安定度に差があり過ぎるので先手勝勢です。
問題その4
開始日時:2019/01/21 08:20:35
棋戦:R対局(15分)
先手:Hefeweizen(3321)
後手:後手
▲1五歩△同歩と端歩を突き捨てた局面です。
鋭い着想で局面を切り開きます。
▲5二飛成 △同 金 ▲4一角(下図)が寄せを目指した攻めです。
5二の金取りと▲3二金の両狙いが受けにくい格好です。
本譜は△5三銀右としましたが以下、▲3二金△1二玉▲3三金△同銀▲3二角成△2二飛▲1三歩△同桂▲3三馬(下図)と進んで先手の攻めが成功しました。
問題その5
開始日時:2019/01/20 21:37:57
棋戦:R対局(15分)
先手:Hefeweizen(3321)
後手:後手
後手が飯島流引き角戦法を指した将棋です。
後手陣には弱点があります。
▲5二飛成 △同 玉 ▲8三金(下図)で先手の攻めが決まりました。
▲5二飛成で金を入手してから▲8三金と打てば後手の飛車が捕まっています。
やはり陣形の安定度の差が大きく、先手勝勢です。
第二回 先手中飛車の問題集のまとめ
今回の問題では、先手中飛車が大駒を切って積極的に攻めていく展開が多く見られました。
先手中飛車は飛車と角が敵陣まで直接利いている局面が多く、このような豪快な攻めが常に狙い筋となります。
第三回に続く。