はじめに
第二回の矢倉の問題集を始めていきます。
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第一回 矢倉の問題集第二回 矢倉の問題集
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問題その1
開始日時:2018/09/18 18:49:18
棋戦:R対局(15分)
先手:先手
後手:JKishi18gou(3254)
先手が▲5七角とした局面ですが、ここは後手に決め手級の一手があります。
△1四角(下図)が銀取りと先手玉に狙いをつけた厳しい一手です。
▲3七歩には△3五歩(参考図)で先手がしびれています。
本譜は△1四角に▲3八飛としましたが、やはり△3五歩(投了図)
まで50手で後手の勝ちとなりました。
問題その2
開始日時:2018/07/02 14:50:51
棋戦:R対局(早指)
先手:JKishi18gou(3229)
後手:後手
後手が△5七銀とした局面で、次に△8六角と出られると先手は受けに窮します。
次の一手が攻防の好手でした。
▲5五角(下図)が8八への逃げ道を作りつつ8二の飛車を狙った一石二鳥の一手です。
以下△8六角には▲8二角成(参考図)で8八に逃げ道があるので先手勝ち筋です。
本譜は△5二飛としましたが、▲9一角成(投了図)
まで61手で先手の勝ちとなりました。
△6八銀打には▲8八玉△5九銀成▲4三香が後手の歩切れをついた一手で先手勝勢です。
問題その3
開始日時:2018/04/21 10:34:41
棋戦:R対局(早指2)
先手:先手
後手:JKishi18gou(3148)
先手が▲1八飛と寄って1筋の攻めを狙ってきた局面です。
ここで先手陣の隙を突きます。
△3七角成 ▲同 桂 △2七銀(下図)が先手の▲1八飛をとがめる手段です。
以下、▲1九飛には△2八銀不成▲1八飛△3七銀成(参考図)で後手有利です。
△2七銀に対して本譜は▲5八飛としましたが以下、△3六銀不成▲5五歩 △3七銀成 ▲5四歩 △4七成銀 ▲5六飛 △6四銀(下図)
と進んで5筋を受け止めて後手有利です。
問題その4
開始日時:2018/02/28 17:01:30
棋戦:R対局(早指)
先手:先手
後手:JKishi18gou(3158)
先手が▲4五歩とした局面ですが、ここは後手に好手がありました。
△3六歩(投了図)
まで44手で後手の勝ちとなりました。
△3六歩に▲同銀、▲4八銀は△4六角の王手飛車があります。
▲4六銀にも△4五歩▲3五銀△5三角(途中図)
▲6八角△7六歩▲同銀△7五歩▲6五銀△同銀▲同歩△7六銀(参考図)と進むのが一例で後手有利です。
問題その5
開始日時:2018/04/16 06:15:09
棋戦:将棋ウォーズ(10秒将棋)
先手:先手
後手:PonaInfinity
後手の右四間飛車に対して先手が▲5七銀とした局面です。
後手はここから攻撃態勢を作ります。
△4二銀(下図)として角筋を通します。
以下▲7七桂に△同桂成 ▲同 銀 △8五桂▲8六銀 △6五歩(下図)として角筋で先手玉を狙っていきました。
第二回 矢倉の問題集のまとめ
第二回は角を使った問題が多かったです。
先手玉が6九→△1四角の筋
先手玉が7九→△4六角の筋
先手玉が8八→△2二角のラインで攻める
先手玉の位置に応じて角筋のラインで攻める筋がないかを確かめるのもいいかもしれません。
第三回に続く。